Sunday, December 23, 2018


核サイトにおける「放射線測定数値」以前に考慮すべき「大きな問題」

人間は、「人間社会」から「切り離される」と、「人(ひと)」として「生きていけない」。
「人(ひと)」として「社会」に受け入れられて、はじめてヒトは「人間らしく生きられる」。

「ヒロシマの場合」(最も多く自分が「被ばく証言testimonies」にあたった地)
引き続く空爆・空襲に次ぐ、最終兵器である「核」の使用。

そこで「生き延びた人のはなし」を総合すると

「放射能の影響」はもちろん肌身で恐怖に感じているが、その恐怖は「実体験」に裏付けられた「総合的」なもの。

どれだけ「放射能」で汚染されていても、「他県へ逃げて、移り住む」選択をした人は皆無

(理由)
「ヒロシマ」を経験している、ということだけで、他県では「差別」にさらされた。
「放射能」より「差別を受ける」ほうが、人間としては「切迫した問題」だったから。

<ヒバクシャたちがヒロシマに定住していてよかったこと>
苦しかったことを、ともに経験しあったものたちが、離れずに住んでいることで、あったことを何度もかたりあったり、いたわりあったりすることで、同じ感情を共有することができ、人間の最も大事な部分を守ることが、(たぶん意図せず)できていたから。

社会からの「切られ方」が、「ヒロシマ」よりかなり厳しく、人間を「放射性物質・モノ」扱いするところなど、読んでいて「ヒロシマ」より「残酷」と思う。
被害者を受け止める器、社会的母体がほとんどない。
そうすると、被害者たちは、受け止められないまま「ヒト」としてのメンタリティーを保てなくなり、俳人化してしまう。
When it comes to size of devastated, Hiroshima may be bigger than Chernobyl, even though, humanistic point of view from reading each individual's stories, treating people as objects are too cruel in both Chernobyl & Hiroshima.
If Mother Society cannot help & accept each individuals, nobody can survive before the matter of radiation.
Each individual's mentality cannot be kept if refused by their Mother Society.

「ヒロシマ」の証言聞き取りをしながら「フクシマ」をメディアを通じて経験して

「フクシマ」の場合、どこで「切るのか」という点で、非常に切実な問題をかかえていると思う。


原発事故地でも、野生動植物は、とりあえずはそのまま「生きている」
動植物の姿は、以前より美しくも見える。
特に「植物」。

「生命」は、すべてつながりをもって、
調和して生きている。
瞬間、瞬間を
Every lives on this one planet are connected & related & changing every moment.
それを切る方が、実は「(同じ生命である)人間」にとってはきつい。
Human being's every cell is also changing as same as other animals's cells on moment & moment...

意識consciousnessを「切るdivide」のは「ことばlanguage」
ことばとは何か?what is language?」という深い思考も必要となってくる。
現在私たちが使用している「ことば」は、主に「科学分析scientific view」によるものがたり手法
でも、それでは「見えない放射能」をひたすら怖がらなければならなくなる。

また「ひろしまの個々のものがたり」や「個の病、がんの発症」は、「個のものがたり」として「人と人とのつながり、感情、情動、気持ち」を主軸に語った方が腑に落ちることが多いのは事実である。

「人間性・ヒューマニティー」を第一に、
個々がいたわりあい、自分の頭で考えられるよう、
個々が腑に落ちた決定ができるよう、
他が関心をはらい、
情動を最大限使い、
再度「人として」つながっていくのがベストな形ではないか。

ここからは、一律に「科学用語」「法律用語」だけで「切らない」ことが「重要」と思う。

大きな視点でフクシマ(水)は、個々を切らずに、世界の人々をつなげていくという意味で、世界事象の大きな折り返し点になるのでは。

1964 年東京オリンピックのランナー広島原爆の日(1945.8.6-2014.9.10)に生まれた。
(彼のメディアとの関係が示唆することは大きい)
ヒロシマにあるフクシマという名前が、
からの水による沈静」という意味があるということからも、
とても重要な意味を持つようになると思う。

東電福島事故、総理大臣として考えたこと

Unless all people in the world have happiness,
no individual happiness become true.


米国憲法(1788)
日本国憲法(1945)
The Treaty on Prohibition of Nuclear Weapons(2017.7.7)

                               

                                                                福島町FUKUSHIMAcho(旧福島川沿い)の桜 2021.3.23


Thursday, October 11, 2018


泣き虫ハァちゃん 河合隼雄
Crying Ha-chan”  Kawai Hayao’s last story

ハァちゃんは、ふと思い出したようにお母さんに尋ねてみた。
「僕だけなんで泣き虫なん?」

お母さんは、話しをしようかどうしようか少し迷っておられたようだが、
とうとう、
「それはね」と話し始めた。
すると、お母さんの目にはもう涙が浮かんできたようで、
ハァちゃんは、はっと目をそらして庭を見つめた。
五葉の松もなんだか元気がなさそうに見える。

お母さんのお話はこんなことだった。

ハアちゃんは覚えているかどうか、弟のあきちゃんが二つで亡くなったとき、
お母さんは悲しくて泣いたが、ハアちゃんも一緒に大泣きした。

お葬式の時、御棺を出そうとすると、ハアちゃんはその前につったって、
「ほったらあかん」と叫んで、泣きながら御棺が出てゆくのを必死で止めようとした。
これには大人たちももらい泣きした、というのである。

ハアちゃんは何も覚えていなかった。
しかし、あきちゃんと一緒に遊んだことはすぐ思い浮かんだ。
あきちゃんは病気で死んでしまった。

お母さんはあまりのショックに、毎日、仏壇の前で御詠歌を涙ながらにあげ続けた。
他のことは何もする気にならなかったのだ。

お母さんのそばにはいつもハアちゃんがつきまとい、一緒に泣いたり、御詠歌をあげる真似をしたりした。
それによって、お母さんの心はどれほど慰められたかわからない。
しかし、「それがもとで、ハアちゃんだけ泣き虫になったんやろうかね」
とお母さんは言われるのだ・・・。


「苦しみに寄り添う、ハアちゃんの涙」 小川洋子

お池にはまったどんぐりが、おうちに帰れるかどうか心配になって泣いてしまうような男の子、それがハアちゃんだ。
泣き虫の自分を恥じるハアちゃんに
「泣いてもええんよ」
と優しく話しかけたお母さん。

弟のアキちゃんが二つで死んで、お母さんが泣き暮らしている時、その傍らで一緒になって泣いていたのがハアちゃんだった。
お仏壇の前で、お母さんと一緒に泣いているハアちゃんに向かい、私はそっと耳打ちをしたい気持ちになった。

あなたは生涯、そうやって、人の苦しみに寄り添う使命を背負い、それを全うすることになるんですよ、と。(200712








「喧嘩両成敗:No winners for any wars. Both sides have evils and the evils would continue

「第2次世界大戦the WWII」について、日本では「米国が沖縄Okinawa本土上陸、広島Hiroshima・長崎Nagasakiに原爆投下した自国の『対米戦争the loser side against US』」という認識usual recognitionが強いが、
1931年、「日本が中国declared against China に宣戦布告した『満州事変Manchuko-war』」、
1941年「日本が米国declared against USに宣戦布告した
 『真珠湾攻撃からの太平洋戦争the Pacific war』
の両方を含む。

被爆者(hibakusha)の上田満子さんは、
「私は1931年の満州事変の年に生まれたので、満子と名付けられたんですよ。だから日本は対中国で戦争し、続いて対米国で戦争をした結果、『悪いことをしかけると、悪いことを呼び込んで、とんでもないことが続いて起こってしまう流れ』がよくわかるんです。喧嘩は両成敗です。」と語られた。

One of hibakusha, Ueda Mitsuko-san told me that,
“I was named after Manchukuo-war in China. Because I was born in the same year of 1931. So I really understand that if we do evils to others, we receive evils from another direction. And evils are strongly continuing and related. So we all have to think “Any and all wars are always having evils in any cases, so that we have to stop doing evils whichever side we belong to.(喧嘩両成敗)”.

平和に必要な視点 What is necessary for 'peace' ?


Thursday, August 30, 2018


「平和」に必要な視点とは?
      What is necessary for Peace ?

20165月にはいり、「オバマ大統領が訪広」ということで、
話を伺った被爆者さん、語り部さんに、「はなし(story)」を伺いにいった。
Since  May 2016, media coverage become full of ‘US president Obama’s Hiroshima visit’, so that I also contacted hibakusha those whom I contacted once, one by one again.

印象的だったのは、上田満子さん
「どう思われますか?」と水を向けると、
即座に、
喧嘩は両成敗。どちらも双方に悪いから、悪いことが続き、戦争が続く。まず秘密裡の核開発をやめるべき。」と、竹を割ったようにすっと答えがでてきた。
Mrs.Ueda’s response was the most impressive;
” Many Japanese medias are taking ‘apology’. What do you think about that?”
Mrs.Ueda quickly answered,“ Apology is not first priority, nor immediately necessary, neither. Both sides have Evils in any wars. Firstly should be stopped is secretive development of Nuke-bombs.”

遺族で語り部のかたは、
「米オバマ氏が広島にくることはすごいこと。プラハでスピーチをし、その想いを二期の在職期間切ることなく持ち続け、最後にこの地へくるというのは、頭もいいし誠実な証拠。
男の子を育てていると、かならず『けんか』をする。学校へ呼び出されたことも数知れず。
それでも、我が子だけの言い分を聞くのではなく、学校の上のひとたちと、『双方の言い分を聞く』ことが大事だと教えられた。かならず『けんかの原因』は続いている。その『続いている要因を聞く』ことがとても大事だと子育てを通じて強く感じた。小さなことに思えるけど、それは『戦争』も同じだと思う・・。」
Another told me;
“US president’s visiting Hiroshima can not be titled in easy words. He made his speech in Prague, and has kept his thought & belief until the end of his presidency. While raising boys personally, fights are daily matter for a mother, and every case, discussing with teachers, I understood all fights continue, To search  buds for frictions is important. I learned through raising boys. ‘Wars’ & ‘boys fights’ have so much in common.

今、必要なのは「双方が腑に落ちて理解でき、自我崩壊させないための話「はなし(story)」づくり、「物語(ものがたりstories)の拡大、というところまで「視点・思考」を遠隔に伸ばすことだと思う。
What is necessary now is to make “stories for both of us”, that supports ”each sides’ identities”. In order to do that, we have to expand our imagination power and try to follow the different culture’s ways of thinking openly.

The ability to tell stories about who we are is what makes us different from animals.
I mean, that’s our job. To tell a really good story about who we are.
excerpt; Inside the Obama White House "the World as It is" by Ben Rhodes






Thursday, August 9, 2018

2018年(平成30年)
長崎平和宣言
Nagasaki Peace Declaration 2018 (link)


73年前の今日。

89日、午前112分。

真夏の空にさく裂した1発の原子爆弾により、
長崎の街は、無残な姿に変わり果てました。

人も、動物も、草も木も。
生きとし生けるものすべてが、焼き尽くされ、
廃墟と化した街には、おびただしい数の死体が散乱し、

川には、水を求めて力尽きた
沢山の死体が、浮き沈みしながら、河口にまで達しました。

15万人が死傷し、なんとか生き延びた人々も、心と体に深い傷をおい、
今も、放射線の後障害に苦しみ続けています。

原爆は、人間が人間らしく生きる尊厳を、容赦なく奪い去る、
残酷な兵器なのです。

1946年、創設されたばかりの国際連合は、
核兵器など、大量破壊兵器の廃絶を、国連総会決議第一号としました。

同じ年に交付された、日本国憲法は、
平和主義をゆるぎない柱のひとつとして据えました。

広島・長崎が体験した原爆の惨禍と、
それをもたらした戦争を、2度ともたらさない、という強い決意を示し、
その実現を、未来に託したのです。

昨年、この決意を実現しようと訴え続けた国々と、
被爆者をはじめとする、多くの人々の努力が実り、
国連で、核兵器禁止条約が採択されました。

そして、条約の採択に大きな貢献をした、
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が、
ノーベル平和賞を受賞しました。

そのふたつの出来事は、地球上の多くの人々が、
核兵器のない世界の実現を求め続けている証しです。

しかし、第二次世界大戦終結から、73年が経った今も、
世界には、14450発の核弾頭が存在しています。

しかも、核兵器は必要だと、平然と主張し、
核兵器を使って、軍事力を強化しようとする動きが、再び強まっていることに、
被爆地は、強い懸念を持っています。

核兵器を持つ国々と、核の傘に依存している国々のリーダーに訴えます。
国連総会決議第一号で、核兵器の廃絶を目標とした決意を、忘れないでください。

そして、50年前に、核不拡散条約NPTで交わした核軍縮に誠実に取り組むという
世界との約束を果たして下さい。

人類が、もう一度被爆者を生む過ちをおかしてしまう前に、
核兵器に頼らない安全保障政策に転換することを強く求めます。

そして、世界のみなさん。
核兵器禁止条約が一日も早く発行するよう、    
自分の国の政府と国会に、条約の署名と批准を求めてください。

日本政府は、核兵器禁止条約に署名しない立場をとっています。
それに対して、いま300を超える地方議会が、
条約の署名と批准を求める声をあげています。

日本政府には、唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約に賛同し、
世界を非核化に導く「道義的責任」を果たすことを強く求めます。

今、朝鮮半島では、非核化と平和に向けた新しい動きが生まれつつあります。
南北首脳による、「板門店宣言」や、初めての米朝首脳会談を起点として、
粘り強い外交によって、後戻りすることのない「非核化」が実現することを、
被爆地は、大きな期待をもって見守っています。

日本政府には、この絶好の機会を生かし、日本と朝鮮半島全体を非核化する、
「北東アジア非核兵器地帯」の実現に向けた努力を求めます。

長崎の核兵器廃絶運動を長年けん引してきたふたりの被爆者が、
昨年、あいついで亡くなりました。

その一人の、土山秀夫さんは、
核兵器に頼ろうとする国々のリーダーに対し、こう述べています。
「あなた方が、核兵器を所有し、またこれから所有しようとすることは、何の自慢にもならない。それどころか、恥ずべき人道に対する犯罪の加担者となりかねない、ということを知るべきである。」

もひとりの被爆者、谷口すみてる(link)さんは、こう述べました。
「核兵器と人類は共存できないのです。こんな苦しみは、もう私たちだけでたくさんです。
人間が人間として生きていくためには、地球上に一発たりとも核兵器を残してはなりません。」

ふたりは、戦争や被爆の体験がない人たちが、道を間違えてしまうことを強く心配していました。
ふたりがいなくなったいま、改めて政府に、
「戦争をしない」
という日本国憲法に込められた思いを、次世代に引き継がなくてはならないと思います。Signature Ceremony for N.Bombs Ban Treaty..(2017.9.21)

平和な世界の実現に向けて、私たちひとり、ひとりにできることは、たくさんあります。
被爆地を訪れ、核兵器の怖さと歴史を知ることは、そのひとつです。


自分の街の戦争体験を聞くことも大切なことです。
体験は共有できなくても、平和への思いは共有できます。

長崎で生まれた、「核兵器廃絶1万人署名活動」は、
高校生たちの発案ではじまりました。
若い世代の発想と行動力は、新しい活動を生み出す力を持っています。

折り鶴を折って、被爆地に贈り続けているひともいます。
文化や風習の異なる人たちと交流することで、相互理解を深めることも、平和につながります。自分の好きな音楽やスポーツを通して、平和への想いを表現することもできます。

市民社会こそ、平和を生む基盤です。
戦争の文化ではなく、平和の文化を、
市民社会の力で世界中に広げていきましょう。

東日本大震災の原発事故から7年が経過した今も、放射線の影響は、福島のみなさんを苦しませ続けています。
長崎は、復興に向け努力されている福島のみなさんを、引き続き応援していきます。

被爆者の平均年齢は82歳を超えました。
日本政府には、いまなお原爆の後遺症に苦しむ被爆者の、さらなる援護の充実とともに、
今も被爆者と認定されていない「被爆体験者」の、一日も早い救済を望みます。

原子爆弾で亡くなられた人々に、こころから追悼の意を捧げ、
私たち長崎市民は、核兵器のない世界と、恒久平和の実現のため、
世界の皆さんとともに、力を尽くし続けることを、ここに宣言します。

2018年(平成30年)89
長崎市長

Monday, August 6, 2018


広島平和宣言 平成30年(2018年)
Hiroshima Peace Declaration 2018


73年前、今日と同じ月曜日の朝、広島には真夏の太陽が照り付け、いつものような一日が始まろうとしていました。
It’s 73 years ago and a Monday morning, just like today.
With the mid-summer sun already blazing, Hiroshima starts another day.

みなさん。
あなたや、大切な家族がそこにいたら、と想像しながら聞いてください。
Please listen to what I say next as if you and your loved ones were there.


815分、目もくらむ一瞬の閃光、摂氏100万度を超える火の玉からの、強烈な放射線と熱戦、
そして、猛烈な爆風。
At 8:15 comes a blinding flash.
A fireball more than a million degrees Celsius releases intense radiation, heat, and then, a tremendous blast.

立ち上ったきのこ雲の下で、何の罪もない多くの命が奪われ、街は破壊つくされました。
Below the roiling mushroom cloud, innocent lives are snuffed out as the city is obliterated.

「熱いよう! 痛いよう!」
つぶれた家の下から、母親に助けを求め、叫ぶ子供の声。
“I’m so hot! It’s killing me!”
From under collapsed houses, children scream for their mothers.

「水を!水をください!」
息絶え絶えのうめき声。うなり声。
“Water! Please, water!” come moans and groans from the brink of death.

人(ひと)が焦げる臭気の中、赤い肉をむきだしにして、亡霊のごとくさまよう人々。
In the foul stench of burning people, victims wander around like ghosts, their flesh peeled and red.

随所で降った「黒い雨」。
Black rain fell all around.

脳裏に焼き付いた地獄絵図と、放射線障害は、生き延びた被爆者の心身をむしばみ続け、今なお苦悩の根源となっています。
The scenes of burning people into their memories and the radiation eating away at their minds and bodies are even now sources of pain for hibakusha who survive.

世界にいまだ、1万4千発を超える核兵器がある中、意図的であれ、偶発的であれ、核兵器がさく裂したあの日の広島の姿を再現させ、人々を苦難に陥れる可能性が高まっています。
Today, with more than 14,000 nuclear warheads remaining, the likelihood is growing that what we saw in Hiroshima after the explosion that day will return, by intent or accident, plunging people into agony.



被爆者の訴えは、核兵器の恐ろしさを熟知し、それを手にしたいという誘惑を断ち切るための警鐘です。
The hibakusha, based on their intimate knowledge of the terror of nuclear weapons, are ringing an alarm against the temptation to possess them

年々、被爆者の数が減少する中、その声に耳を傾けることが一層重要になっています。
Year by year, as hibakusha decrease in number, listening to them grows ever more crucial.

20歳だった被爆者は、核兵器が使われたなら、生あるものすべて死滅し、美しい地球は廃墟と化すでしょう、と言います
One hibakusha who was 20 says, “If nuclear weapons are used, every living thing will be annihilated. 
Our beautiful Earth will be left in ruins. 

世界の指導者は、被爆地につどい、その惨状に触れ、核兵器廃絶にむかう道筋だけでもつけてもらいたいい。
World leaders should gather in the A-bombed cities, encounter our tragedy, and at a minimum, set a course toward freedom from nuclear weapons.

核廃絶ができるような、万物の霊長たる人間であってほしい、と訴え、命を大切にし、地球の破局を避けるため、為政者に対し、理性と洞察力をもって、核兵器廃絶に向かうよう求めています。
I want human beings to become good stewards of creation capable of abolishing nuclear weapons.”
He asks world leaders to focus their reason and insight on abolishing nuclear weapons so we can treasure life and avoid destroying the Earth.

昨年、核兵器禁止条約の成立に貢献したICANがノーベル平和賞を受賞し、被爆者の思いは世界に広まりつつあります。
Last year, the Nobel Peace Prize went to ICAN, an organization that contributed to the formation of the Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons. Thus, the spirit of the hibakusha is spreading through the world.

その一方で、今世界では「自国第一主義」が台頭し、核兵器の近代化がすすめられるなど、各国間に東西冷戦期の緊張関係が再現しかねない状況にあります。
On the other hand, certain countries are blatantly proclaiming self-centered nationalism and modernizing their nuclear arsenals, rekindling tensions that had eased with the end of the Cold War.

同じ20歳だった別の被爆者は訴えます。
あのような惨事が二度と世界に起こらないことを願う。
Another hibakusha who was 20 makes this appeal: "I hope no such tragedy ever happen again."

過去のことだとして、忘却や風化させてしまうことがあっては絶対にならない。
We must never allow ours to fade into the forgotten past. 

人類の叡智を傾けることで、地球が平和に満ちた場所になることを切に願う。
I hope from the bottom of my heart that humanity will apply our wisdom to making our entire Earth peaceful.

人類は、歴史を忘れ、あるいは直視することをやめたとき、再び重大な過ちをおかしてしまいます。
If the human family forgets history or stops confronting it, we could again commit a terrible error.”

だからこそ、私たちは「広島(ヒロシマ・Hiroshima)」を継続して語り続けなくてはならなくてはなりません。
That is precisely why we must continue talking about Hiroshima. 


核兵器の廃絶に向けた取り組みが、各国の為政者の理性に基づく行動によって継続するようにしなくてはなりません。
Efforts to eliminate nuclear weapons must continue based on intelligent actions by leaders around the world.

核抑止や核の傘という考え方は、核兵器の破壊力を誇示し、相手国に恐怖を与えることによって世界の秩序を維持しようとするものであり、長期にわたり世界の安全を保障するには極めて不安定で、危険極まりないものです。
Nuclear deterrence and nuclear umbrellas flaunt the destructive power of nuclear weapons and seek to maintain international order by generating fear in rival countries.
This approach to guaranteeing long-term security is inherently unstable and extremely dangerous.

為政者は、このことを心に刻んだうえで、NPT核不拡散条約に義務付けられた「核軍縮」を誠実に履行し、さらに「核兵器禁止条約」を核兵器のない世界への一里塚とするための取り組みをすすめていただきたい。
World leaders must have this reality etched in their hearts as they negotiate in good faith the elimination of nuclear arsenals, which is a legal obligation under the Nuclear Non-Proliferation Treaty.
Furthermore, they must strive to make the Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons a milestone along the path to a nuclear-weapon-free world. 

私たち市民社会は、朝鮮半島の緊張緩和は、今後も対話によって平和裏に進むことを心から希望しています。
We in civil society fervently hope that the easing of tensions on the Korean Peninsula will proceed through peaceable dialogue. 

為政者は、勇気をもって行動するために、市民社会は多様性を尊重しながら、たがいに信頼関係を醸成し、核兵器廃絶を人類共通の価値観にしていかなければなりません。
For leaders to take courageous actions, civil society must respect diversity, build mutual trust, and make the abolition of nuclear weapons a value shared by all humankind. 

世界の7600を超える、そして構成する平和首長会議は、そのための環境づくりに力をそそぎます。
Mayors for Peace, now with more than 7.600 member cities around the world, will focus on creating that environment.

日本政府には、核兵器禁止条約発効に向けた流れの中で、日本国憲法が掲げる崇高な平和主義を体現するためにも、国際社会は核兵器のない社会の実現に向けた対話と協調を進めるよう、その役割を果たしていただきたい。
I ask the Japanese government to manifest the magnificent pacifism of the Japanese Constitution in the movement toward the entry into force of the Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons by playing its proper role, leading the international community toward dialogue and cooperation for a world without nuclear weapons.

また、平均年齢が82歳を超えた被爆者をはじめ、放射線の影響に心身に苦しみを抱える多くの人々の苦悩によりそい、その支援策を充実させることとともに、黒い雨降雨地域を拡大するよう、強く求めます。
In addition, I hereby demand an expansion of the black rain areas along with greater concern and improved assistance for the many people suffering the mental and physical effects of radiation, especially the hibakusha, whose average age is now over 82.

本日、私たちは、思いを新たに、原爆犠牲者の御霊に衷心より哀悼の誠をささげ、被爆地「長崎(ナガサキ・Nagasaki)」そして、世界の人々とともに、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けて力をつくすことを誓います。
Today, we renew our commitment and offer sincere consolation to the soul of all A-bomb victims.
Along with Nagasaki, the other A-bombed city, and with much of the world’s population, Hiroshima pledges to do everything in our power to achieve lasting world peace and the abolition of nuclear weapons.

平成30年(2018年)86
広島市長  松井 一実
Mayor; MATSUI Kazumi
The City of Hiroshima

Nuclear and the Humankind cannot Co-exist Nuclear Victims Forum  / 竜安寺石庭 Ryoan Temple Stones Garden 









Wednesday, August 1, 2018


ACA Board Chair on Pathways to a Nuclear Weapon Free World in Nagasaki
米軍備協会会長、長崎にて「核なき世界への道」を語る

2018728日(link

Excerpt
What is needed now is a multi-sided discussion on a topic that is easy to define and extremely difficult to resolve: how to guarantee the security of the world and of each nation without resort to nuclear deterrence.
現在必要とされているのは、多方面から議論を進めていく、ということではないでしょうか。
(核を廃絶する)というテーマは、(ある意味)非常に理解しやすいテーマですが、(解決法となると)非常な困難をはらむテーマでもあります。世界全体の安全を「抑止」という概念なしに、どう「保障」できるのか。

This is a discussion that has to bring together not only the idealists and social activists who helped to bring about the TPNW but also the security experts and military leaders who have the responsibility of providing for their nation’s security.
この議論は、まず「(核廃絶という)理想をもとめる人たち」、「平和をめざす社会活動家たち」が活躍し、「核兵器禁止条約」にまでこぎつけたわけですが、彼らだけではなく、国家安全保障に関わる義務があるエキスパートたち、軍事関連のリーダーたちもまた、この「議論」に参加していくべきです。

It has to bring together not only nuclear-weapon states but those who are allies of nuclear-weapon states and those who feel themselves to be far from any military threat.
また「核保有国」だけでなく、かれらと同盟関係を結ぶことで「核の脅威」からとりあえずは遠のいていると思われる国々もそうです。

Given my own experience with the ineffectiveness of the United Nations as a place to discuss such difficult issues, I think it has to start smaller than a conference of 190 countries.
(軍事関連に具体的に関わってきた)私の経験から言いますと、「核廃絶」という困難なテーマを、「国連総会」という大きな会議で(詳細まで)話し合うのは難しいのではないか、190か国が参加する大会議ではなく、もっと小規模の会議からスタートしてはどうでしょうか。


An Agenda for Disarmament by UN Secretary General(2018.5.24 link)


The UN Secretary General has laid out a comprehensive blue print on what needs to be done on disarmament issues to provide genuine security for our citizens, I love the document. I’d like to focus in particular on what he says about nuclear disarmament.
国連事務総長は、われわれ市民に、真の安全保障を提供する、軍縮のための全体の青写真を提供してくださっています。私はこの提案を非常にうれしく思い、また彼が言う「核軍縮」に特に焦点をしぼっていただきたいと思っています

He calls on the United States and Russia to resolve INF compliance concerns, extend New START and pursue additional reductions.
彼は、「米露が『INF条約』を遵守していないこと」を懸念し、それを求め、また「新START条約」を延長し、さらなる核削減を求めています。

He encourages all states to sign and ratify the Comprehensive Test Ban Treaty, to negotiate a fissile material cutoff treaty, establish a zone free of nuclear weapons in the Middle East, pursue nuclear risk reduction measures, and develop nuclear disarmament verification standards and techniques.
また彼は、すべての国々が、「包括的核実験禁止条約」に合意し批准すること、「核分裂物質のカットオフ条約交渉」を行うこと、核のリスクを軽減するため中東の非核地域を確立させること、核軍縮を実質的なものとするための証拠基準や、そのための技術も求めておられます。

He warned that the international community is moving backward on disarmament.
国連事務総長は、国際コミュニティーが軍縮から足を遠のけてしまうことへの警鐘をも鳴らしておられます。

“Let us all work together to bring new urgency to achieve the universal goal of nuclear-weapon-free world,” he said while unveiling his agenda at the University of Geneva in Late May.
「全員が共同して、緊急を要する新しい問題、世界的な問題である『核兵器なき世界』へのゴールを共に目指したい」と、この5月末、スイスのジュネーブ大学で議題を公開し、語られました。(link)


Joint Enterprise
ジョイント・エンタープライズ

Now is the time to convene a high-level summit approach to help overcome the impasse on nuclear disarmament.
現在、多くの障壁をかかえている「核軍縮」において、「ハイレベル・サミット」を開始するタイミングではないか、とも考えます。

Leaders from a core group of states can invite their counterparts- 20 to 30 heads of states of nuclear weapon and non-nuclear weapon countries – to join a one or two days summit on steps to achieve a world free of nuclear weapons.
中心となる国家グループのリーダーたちと、相対する相手国のリーダーたち、20‐30か国の元首、核保有国、非核保有国ともどもが
「核なき世界」を達成するためのステップとして1-2日間のサミットを開催する、など。

This could be a starting point for ongoing regular disarmament discussions at the expert and ministerial level. 
(そうすれば)そこを、エキスパートや外相レベルの国家要人、そういった人々による、定期的に軍縮会議を継続していくスタートポイントとすることができます。

As the former foreign minister Kishida argued, this dialogue must be based both on a clear understanding of the devastating impact of nuclear weapon use and an objective assessment of the security concerns of states.
(日本の)岸田前外務大臣も、この議論は、核兵器使用による破滅的衝撃への理解、そして各国の安全保障に関する懸念をまず具体的に調査することが基本になるべき、と語っておられます。

This is not a new idea. Four of the best American thinkers on such issues - George Shultz, William Perry, Henry Kissinger, Sam Nunn - have been arguing for several years for a Joint Enterprise, a new multilateral effort that would take concrete, practical steps to create the conditions that would make possible genuine nuclear disarmament.
このことは、新しい思想ではありません。米国にて「核廃絶」を最初に打ち出した思想家たち、ジョージ・シュルツ氏ウイリアム・ペリー氏、ヘンリー・キッシンジャー氏、サム・ナン氏も、この議論を数年間継続しており、真の「核軍縮」には、具体的、実質的ステップを踏むべきだと、長年にわたり訴えてきています。


As outlined by the four horsemen”, a Joint Enterprise summit would be supplemented by a joint communique from all participating states and national commitments to work towards disarmament.
この「4賢人たち」が描いているのは「ジョイント・エンタープライズ・サミット(Joint Enterprise Summit)と呼ばれており、すべての参加国家に国家的関与をもって「軍縮」へもっていく補助とするというものです。

Unfortunately, the leadership of such an effort will not come from either Washington or Moscow.
残念なことに、このような努力を行おうとリーダーシップを発揮するものは、現在「米露」から出ておりません。

It’s up to Japan, to Germany, to Canada, to other nations that still believe in multilateralism to get this effort started.
期待されているのは、日本、ドイツ、カナダのような国々であり、彼らが「多国間交渉のリーダー」として名乗り出てくれることが求められているのです。

The constant raising of this topic is the responsibility of Presidents and Prime Ministers, and it is the duty of citizens of all nations to remind their leaders of this responsibility.
(また)このトピックを継続的に喚起することは、大統領や首相たちの義務であり、(そして)すべての国々の国民・市民たちは、自分たちのリーダーに彼らの「責任」を喚起させなくてはなりません。

In a well know Jewish text that, “You are not obligated to complete the work, but neither are you free to desist from it.”
「その仕事を『完全にやりとげなければならないわけではない』、しかし『やる必要はない』と自由になったわけでもない。」というユダヤ人作家の有名な言葉があります。

Here in Nagasaki, we say again that all of us - elected leaders, civil society organizations, and ordinary citizens – “we will not desist from this duty.”
長崎のこの地で、皆さんとともに訴えたい。
「選挙で選ばれたリーダーたち、市民社会・組織のリーダーたち、そして市井の人々に至るまで、『すべての人々』が、この『(核なき世界をめざす)義務』と関りあいを持っている、また『持つ必要がある』」のだと。




Sunday, July 8, 2018

Trinity-test residents hail Obama’s Hiroshima Visit (2016.May 13)

米トリニティー核実験風下住人、オバマ氏の広島訪問を歓迎 (The Japan Times)

Trinity test residents of a historic Hispanic village near the site where the U.S. government tested the first atomic bomb have praised President Barack Obama’s  visit to Hiroshima – the city devastated by the world’s first atomic bombing in a war.

The residents want Obama to visit their village of Tularosa. They say generations of villagers have suffered from cancers and other health problems resulting from the Trinity Test, but the federal government has yet to full acknowledge those effects.

“It’s high time that the federal government acknowledges the sacrifices New Mexicans made,” said Tina Cordova, co-founder of the Tularosa Basin Downwinders. “We are still suffering from it".

The White House announced Tuesday that Obama will become the first sitting American president to visit Hiroshima. The Aug.6. 1945, attack on Hiroshima ultimately killed 140,000 people. Another bomb dropped on Nagasaki three days later killed 70,000 people. Japan surrendered less than a week later.

Scientists working in Los Alamos, New Mexico, developed the atomic bomb as part of the Manhattan Project. The bomb was tested in a stretch of desert near towns with Hispanic and Native American residents.

Residents did not learn it was an atomic bomb until the U.S. dropped the weapon on Japan a month later. Cordova said Tularosa will hold a candlelight vigil on July 16 – the anniversary of the Trinity Test – and invite Obama to attend.

Tularosa and other area residents were not included in the federal Radiation Exposure 50,000 compensation for health problems.

The law only covers areas in Nevada. Arizona and Utah that are downwind from a different test site. Officials with the U.S. Justice Department’s Civil Division, which oversees the program, said Congress would have to amend the act to expand payouts to New Mexico residents.

Cordova said affected people in New Mexico may have been excluded because of racism since many are Hispanic and Native American. In a statement, U.S. Sen. Tom Udall of New Mexico, said residents of Tularosa deserve recognition from their government and coverage under the Radiation Exposure Compensation Act.

“But while our nation has long recognized the horrific suffering endured by the victims in Hiroshima and Nagasaki, we have not adequately recognized the suffering endured by the victims of the Trinity blast right here in New Mexico," Udal said.

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Trinity site village residents seek recognition on fallout
トリニティー核実験サイト近隣住民、
「死の灰(放射性降下物)」の影響を認めるよう、
公聴会にて議会証言

The Durango Herald, March 11, 2018

(Albuquerque:アルバカーキ―)

放射性物質を含んだ「死の灰」はどこにでも降り注ぎました
 2018.6.27
(ニューメキシコ州風下住人ティナ・コルドバ氏
Residents of a New Mexico Hispanic village near the site of the world’s first atomic bomb test want to share their stories with Congress about health problems they say are linked to the explosion,
世界初の核爆発実験が行われた地に近い、ニューメキシコ州、ヒスパニック地域の住人たちが、その「爆発」に関し、彼らが受けた「人的健康被害との関連性について語りたい」と、議会公聴会にて証言を求めていた。

The Tularrosa Basin Downwinders Consortium is raising money so its members can travel to Washington, D.C., this summer to testify about the effects of the Trinity Test on generations of Tularosa residents and others who lived near the site.
「ティラロッサ・ベイズン・風下住人の会」、そしてその近隣住民たちは、今年の夏「トリニティー核実験の、住民における世代を超えた影響」について証言を行うための運動をはじめた。
そして、首都ワシントンD.C.までのお金を募金でつのり、工面した。

Tina Cordova, co-founder for the Downwinders, said around 10 members are planning to go before the Senate Judiciary Committee.
ティナ・コルドバ氏は、「風下住人の会」の共同代表であり、10名のメンバーが上院司法委員会へ同行。

“Two previous hearing have already been canceled, so we are anxious to go and share our story.” Cordova said.
「前回2回の公聴会は、キャンセルされてしまいました。ですから今回『語れるか』には、いまだ不安はありますが・・。」とゴルドバ氏。

Scientists working in the then-secret city of Los Alamos developed the atomic bomb as part of the Manhattan Project. The secret program provided enriched uranium for the atomic bomb. It also involved facilities in Oak Ridge, Tennessee, and Hanford, Washington,
マンハッタン・プロジェクトでは、核兵器開発の一環として、ロスアラモスが機密指定され、(そこで)科学者たちは核開発を進めていった。
その機密プログラムでは、濃縮ウランが提供された。
テネシー州・オークリッジ、ワシントン州・ハンフォードなども核機密開発地として(当時)指定されていた。

The bomb was tested in a stretch of desert near towns with Hispanic and Native American populations.
核爆弾の爆発影響は、ヒスパニックやアメリカ原住民居住区の近く、砂漠のまちへと続いていった。


Members of the consortium say many who lived near the Trinity Test site weren’t told it had involved an atomic weapon until the U.S. dropped bombs on the Japanese cities of Hiroshima and Nagasaki and World WarⅡ ended.
「風下住人の会」では、トリニティー実験サイトの事は、広島・長崎へ原爆が投下され、第二次世界大戦が終わるまで、この地がその実験に関わっていることは告げられなかった、と多くの者たちが語っている。

They say they want acknowledgement and compensation from the U.S. government after many families were diagnosed with rare forms of cancer.
彼等は、(自分たちの)多くの家族が、非常にまれなガンを患ったことに関し、米国政府に「事実認識と補償」を求めている。

Advocates want the federal Radiation Exposure Compensation Act amended so people near the site can be included.
彼等を擁護するものたちも、「連邦放射能被曝補償法(仮訳)」が彼等にも適応されることを望んでいる

The law currently covers only areas in Nevada, Arizona and Utah that are downwind from a different test site.
この法律は、現在、ネバダ州、アリゾナ州、そしてユタ州の、それぞれの「核実験テスト・サイト風下住人」にのみ適応されている。

In 2015, U.S. Sen.Tom Udall, D-New Mexico, pressed the Senate to include New Mexico residents in the law after meeting with Tularosa Downwinders. He said there is evidence that people were injured by radioactive fallout and should be compensated by the federal government.
2015年、ニューメキシコ州選出、上院議員トム・ウダル氏は、「ティラロッサ風下住人」に直接面会し、彼等も法律において被害対象とすべき、と強く主張。
彼らが「死の灰(放射性降下物)」によって(心身ともに)傷つけられたことは明らかであり、連邦政府によってきちんと補償されるべき」と訴えている。

Nuclear and the Humankind cannot Co-exist 
Nuclear Victims Forum  / 竜安寺石庭 Ryoan Temple Stones Garden