Thursday, September 21, 2017

核兵器禁止条約 51か国署名へ 国連で式典
発効へ大きく前進
Signature Ceremony for
Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons 
held in UN

Former Hiroshima Mayor Akiba's message /発行(2021.1.22) / Nuclear Victims Forum


核兵器を非合法化して廃絶をめざす「核兵器禁止条約」の署名式が20日、ニューヨークの国連本部で開かれた。

日本から被爆者も出席した。
条約は各国が署名後、国内手続きを経て批准した国が50か国に達した日から90日後に発効する。

式典では40か国以上が署名した。
国連によると、式典終了後も含め20日中に計51か国が署名する見通しで、発効に向けて大きく前進。

グテレス事務総長は冒頭演説で
「(原爆被害を)勇敢に生き抜いた広島と長崎の被爆者はわれわれに核兵器による破壊的な人道被害を思い起こさせてくれる。」
と賛辞を贈り、
この条約は、「『核兵器のない世界』に向けた重要な一歩だ」、と述べた。

続いてブラジルのテメル大統領ら、一般討論演説で国連を訪問中の各国首相らが次々と署名。

日本から日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中てるみ代表委員(85)や長崎市の田上富久市長が出席。

国連軍縮担当上級代表の中泉事務次長が式典の司会を務めた。
タイなど3か国はすでに批准手続きも終えた。

核兵器禁止条約(TPNW)は昨年の国連総会で制定交渉会議が決定。
今年3月に交渉が始まり7月に採択された。
前文で「ヒバクシャhibakushaの受け入れがたい苦しみ(the unacceptable sufferings)に留意する」と明記している。



核兵器禁止条約(TPNW)への理解を広め、政府に参加を促そうと、
各国政府による禁止条約(TPNW)への署名が始まった20日、被爆者たちは歓迎し、核兵器のない世界への前進を求めて、被爆地広島や東京で声を重ねた。

同時に、核抑止力に安全保障を依存し、署名しない日本政府へ方針転換を迫った。

Ms. Moritaki


広島の反核平和団体
「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」の
森滝春子代表(78link)は、

核兵器禁止条約(TPNW)の意義を、多くの人と共有し、被爆国としての国際信用を失った日本政府JP Governmentの方針を改めさせたい」と力を込めた。

Ms.Moritaki says,

“To share this significant meaning of ‘this Treaty’ with many people domestically and abroad, we want to lead the ‘change’ that will also ‘changethe Japanese government’s mind.
We have to regain the credibility in the international society.
as a country which was directly A-bombed."


首都圏の被爆者たちは、首相官邸前で、条約加盟を政府に求めるアピール活動をもよおし、約200人が集まり、
国会で条約批准承認に努めるよう求める要請書を、集会に招いた各政党の代表者に手渡した。


国連本部で20日から始まった、核兵器禁止条約に賛同する国々の署名。

核廃絶を夢見て努力を重ねてきた「ヒバクシャ(hibakusha)」らは、先に逝った仲間の遺影とともに、国際社会が踏みだした一歩を見守った。

「この場面、見せてあげたかった」
田上富久市長ら、長崎市からの参加者は、議場の傍聴席に座ると、署名が行われていた方向に遺影を向けた。

Mr.Tanaka(hibakusha) & Mr. Taue(Nagasaki Mayor)
遺影は、8月30日に亡くなった被団協の谷口すみてる氏のものと、元長崎大学長の土山秀雄氏のもの。


“I want Mr.Taniguchi and Mr. Tsuchiyama, hibakusha who passed away recently, to see this scene.”
said Nagasaki Mayor Taue, while raising their  portraits.
 


20 hibakusha back from Oslo to Japan被爆者たち、オスロより帰国
Why TPNW is so significant? (2018.8.7)

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