Wednesday, August 9, 2017

祐滋さん「B29基地」に「禎子さんの鶴」寄贈
米ユタ州 空軍跡の博物館
Yuji presents one of ‘Sadako’s Paper Cranes’ to the place where Pilots of  B29 ‘Enola Gay’  trained.


広島で被爆し亡くなった佐々木禎子さんが闘病中に作った折鶴が5日午後(日本時間6日午前)、第2次大戦中に爆撃訓練などが行われ、原爆を投下したB29爆撃機「エノラ・ゲイ」の格納庫も残る、米ユタ州のウエンドーバー空軍基地跡の博物館に寄贈された。




寄贈の式典は、原爆投下から72年の「原爆の日」に合わせ、エノラ・ゲイの格納庫で開かれた。
折鶴は博物館で展示される。

出席した禎子さんのおいで被爆2世の祐滋さん(47 東京都)は
「かつてエノラ・ゲイが飛び立った場所に折鶴を贈り、平和を訴えることにはとても意義がある」と強調した。

祐滋さんらは、各国や日本各地に折鶴を贈る活動を行っている。

米国では、ニューヨークの米中枢同時テロ追悼施設や、ハワイの真珠湾などに贈っており、今回で6か所目の寄贈となった。

「昨年のオバマ大統領の広島訪問(President Obama's Hiroshima Visit)で、広島の原爆被害への認識が世界に広がっているとの実感がある。」
と祐滋さん。
Thanks to President Obama's Hiroshima Visit, I admit that the world recognition of “what happened in Hiroshima, August 6, 1945” is spreading and drawing people’s attention.

国連で、核兵器禁止条約(Nuclear Bombs Ban Treaty)が採択されたことに触れ、
「我々の活動はささやかだが、平和の尊さを訴えていきたい。」と述べた。

祐滋さんによると、原爆開発が行われたニューメキシコ州ロスアラモスにある博物館への寄贈も決まり、早ければ年内に贈るという。


No comments:

Post a Comment