Friday, July 31, 2020

長崎平和式典 74か国参加へ
核禁止条約(TPNW)批准求める
Nagasaki Peace Memorial Ceremony pursues ratification of TPNW
74 countries will participate including some Nuke Powers

中国新聞 2020731

長崎市は30日、89日の「原爆の日」に開く平和祈念式典に、核保有国の英国、ロシア、フランスを含む74か国(27日時点)が参列を表明していると発表した。

市によると、75か国が参加した被ばく70年の2015年に次いで、過去2番目に多い。

沖縄県の玉城デニー知事も出席する見通しで、実現すれば同県知事として初の参加となる。
Okinnawa Pref.Governor Tamaki  also shows his intention to join the ceremony for the first time.

沖縄県で623日に開かれた戦没者追悼式には、戦後75年の節目で被爆地の広島、長崎両市長が招かれる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で見送られた。
両市長はそれぞれビデオメッセージを寄せ、平和への思いを共有した。
He told that the will of realizing peace of Okinawa people is as same as Hiroshima & Nagasaki on June 23, 2020.

核保有国5か国のうち、中国は欠席、米国は出欠を明らかにしていない。
Among Nuke Powers, China will not come, US not sure.
事実上の核保有国のイスラエル)は出席予定。Israel will participate.
国連からは軍縮担当上級代表の中満泉事務次長が出席する見通し。

田上富久長崎市長は30日、記者会見し、式典で読み上げる平和宣言の骨子を発表。
「被爆75年の節目に人類は核廃絶という原点に立ち返るべきだ。」と強調し、被爆者の手記を引用して原爆投下直後の惨状を訴え、日本政府に核兵器禁止条約(TPNW)への署名・批准を求める方針を示した。

式典は、長崎市の平和公園で開催。
新型コロナ禍で規模を縮小する。


Wednesday, July 15, 2020


今年の広島平和宣言、核情勢に重ね「連帯」訴え

中国新聞 2020715

今年の平和宣言では、1918年のスペイン風邪流行から、第2次世界大戦、原爆投下に至るまでに膨大な人命が失われたことを紹介。

悲惨な歴史を繰り返さないために、自国第一主義を乗り越え、連帯が必要と訴える。

連帯を象徴する言葉として、緒方貞子さんの
「大切なのは苦しむ人々の命を救うこと。自分の国だけの平和はありえない」を引く。

ローマ教皇フランシスコが昨年11月、平和記念公園での演説で語った
思い出し、ともに歩み、守る」との一説も盛り込む。

核兵器を巡る国際情勢が厳しさを増す中、多国間が連帯する事例として、核拡散防止条約(NPT)と核兵器禁止条約(TPNW)の意義をあらためて強調する。

世界の指導者が広島を訪れ、被爆の実態に触れ、核兵器廃絶に向けた議論に生かすことも求める。

松井市長は、平和宣言で焦点となっていた核兵器禁止条約(TPNW)への言及について、昨年より踏み込んだ表現にすることに意欲を見せている。
「日本政府への期待感をさらに強める表現が望ましいという意見を生かしていきたい。」

8月1日
日本政府には、核兵器禁止条約TPNWを署名・批准するよう明確に要求する。
昨年は「被爆者の思い」として求めるにとどめており、被爆者団体などからは市長自らの言葉で要望するよう促す意見が出ていた。

「黒い雨」では、例年通りの援護対象となる区域の拡大を主張する。
区域外で雨に遭い、健康被害を訴える原告84人全員に被ばく者健康手帳の交付を命じた29日の広島地裁判決を踏まえて「政治判断を改めて強く求める」と表現を強める。

松井市長は、連帯というテーマに込めた思いについて
「平和について、日常生活の中で師以前に語り合えるような世の中につながる宣言であることを大事にしいたい。核兵器のない平和な世界へ向けた具体的な方法論の論議とは一線を画す。」と説明した。


Saturday, July 4, 2020


2020年「広島平和宣言案」 核廃絶訴えより強く
H.Peace Declaration this year will urge Nuke Abolition much stronger

中国新聞 202074

広島市は、今年の平和記念式典で松井市長が読む平和宣言案について、主な内容を公表した。

日本政府に対する核兵器禁止条約の署名・批准の要請など、核兵器廃絶に関わる訴えについて、より強い表現とするよう求める声が目立った。
Many members of drafting committee this year, show their will for P. Declaration to seek for sign & ratify TPNW more strongly, especially for J.goverment.

昨年の平和宣言は、禁止条約への署名・批准を求める被爆者の思いを受け止めるよう、日本政府に呼び掛けた。
これに対し、被爆者団体や反核団体からは、
「市長として求める言葉がないと弱い」「積極性がない」などの指摘が出ていた。

市は意見を、「核兵器廃絶に向けた訴え」「時代背景を踏まえた事項」「その他」の3分野に分け、9つの提案に整理した。

ほかには、「政府指導者に被爆地訪問と被ばくの実態への理解を強く呼びかける」、「コロナ禍で自国第一主義、米中の緊張などが顕在化したことに警鐘を鳴らす」などがあった。
There were other propositions, like
“To call for political leaders of foreign countries to visit Hiroshima & Nagasaki to know the reality.
“To warn the risks by going through covid-19, considering only its own country, & to cause tensions like between US & China.”

松井市長は、今月7日に市役所である懇談会の会合で平和宣言の文案を示す。
Mayor Matsui will show the draft on 7th of this month.


Wednesday, July 1, 2020

被爆75年 原爆被害実態の発信
After 75 years、To know what really happened under the M.Clouds


中国新聞 2020621日 コラムより

Closer to爆心地h.centerに近いほど、一家全滅した世帯が少なくない。
,families of all members were perished in a moment, were almost.
特に周囲とのつながりが乏しかった場合、広島市の死没者調査でも把握されにくい。
転入して間もなかった富山県出身の軍人の家族は、夫を除く妻子ら4人の名前が最近まで調査から漏れていた。

平和記念公園(中区)内の原爆供養塔には、多数の遺骨が眠る。爆心地付近near the h.centerの地表the ground temperature reachedは3~4000℃に達したとされ、超高温で身元確認も困難になるほど、生きたまま焼き尽くされた。

Even survived生き残ったヒバクシャhibakushaは、原爆放射線の健康影響のリスクhave to face many risks even after A-bombedにも直面する。
被爆から時間がたって現れる「後障害」の研究は続く。
被爆後60年を過ぎて、骨髄異形性症候群の増加が見えてきた。血液内科医で広島大名誉教授の鎌田七男さん(83)は「被害者は生涯、原爆から虐待を受け続けているようなもの」と語る。
「被爆2世」への遺伝的影響の有無も結論は出ておらず、不安を抱えて生きる人たちがいる。原爆は、戦争に関わりのない世代までくるしめている。

解明されていない事実の多さ、それ自体が「核兵器の非人道性inhumanity of nuke bombs」を物語る。
自らの体験に裏打ちされた思いfrom real experienced voicesから、被爆者hibakusha団体は死没者への補償や生存者援護に加えhave been urged,「核兵器廃絶abolishing nuke-bombs」を懸命に訴えてきた。

2017年、まさにon the basement of such strong & deep emotion of「核兵器の非人道性inhumanity」という考えに基づいて、122か国nations・地域の賛成approvedにより、核兵器禁止条約TPNWが採択された。被爆者の訴えが議論を後押しし、条約の前文に &「ヒバクシャ」の言葉が刻まれたthe word 'hibakusha' described in 'preamble' of the treaty。

TanakaToshiko & Tanaka Terumi
「核兵器の禁止・廃絶は生き残った者の務め」と今年に入り被爆者の田中稔子Toshiko Tanakaさん(81)たちは、インドネシア大使館などを訪れ、核兵器禁止条約TPNWの早期批准を要望した。
一緒にいたのは、慶応大2年の高橋悠太さん(19)。平和活動を続け、今は核兵器廃絶を訴える「ヒバクシャ国際署名hibakusha appeal」に取り組んでいる