Wednesday, June 24, 2020


沖縄戦75年 平和を誓う
玉城知事、広島・長崎と「心を共有」
Okinawa pursues for ‘Peace’, 75 years after brutalities on lands, said Pref. Governor Tamaki

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沖縄県は23日、太平洋戦争末期の沖縄戦で命を落とした20万人超を悼む「慰霊の日」を迎えた。
About 200,000 lost their lives, 75 years ago in Okinawa battle.

75年前のこの日、旧日本軍が組織的戦闘を終えたとされる、最後の激戦地、糸満市摩文仁の平和祈念公園で。県などが主催する沖縄前線没者追悼式が営まれた。

玉城知事は平和宣言で、
「人類史上、他に類を見ない惨禍を経験した被爆地の『広島長崎』と、平和を誓う心を共有する」と述べ、平和を誓った。
Pr. Governor Tamaki told people, in his ‘Peace Declaration’,
“Like Hiroshima & Nagasaki, cities where A-bombed & going through  no comparative  atrocities in the human history, Okinawa will also share the  mind with those two, in order to pursue for Peace, because it has experienced similar war cruelties.” 

玉城知事は、平和宣言で、米軍普天間飛行場(普野湾市)の移設先、名越辺野古沿岸部で埋め立てを進める政府を直接批判はしなかったが、
「辺野古の海は、ウチナーンチュ(沖縄人)の財産。人類史上他に類を観ない惨禍を経験された『ヒロシマ・ナガサキ』と平和を誓う心を共有する。」と述べた。

戦後75年の節目で、初めて招かれる予定だった、広島市の松井実市長、長崎市の田上富久市長、国連軍縮代表の中満泉事務次長も、ビデオメッセージを寄せ、国際平和の実現に向けた連携などを呼び掛けた。

追悼式では、遺族160人が、正午に1分の黙とうをささげた

県立首里高校3年、高良朱香音さん(17)が詩を朗読し、平和をつなぐ決意を示した。

平和の詩「あなたのおかげで『今』がある」

沖縄県立首里高校3年の高良朱香音さん(17)は、
平和の詩「あなたがあの時」に,
感謝とバトンをつなぐ決意を込め、
23日の沖縄全戦没者追悼式で、会場の一人一人に語り掛けるようにゆっくりと読み上げた。

高校1年のころ、平和学習で入った激戦地の壕。
真っ暗闇での経験から、当時を生きた人々に思いをはせた。

迫りくる悲劇を知らなかった幼子や、独りぼっちになった少年、少女。
敵から隠れるため、母親が泣いた赤ん坊の殺害を強いられる中、
声を上げずに助かった子。
捕虜になるなどの教えに背き、少女に投降を促して命を救った人・・・。

「ありがとう」
戦禍を生き延びた
「あなたのおかげで『今』がある」

命がつながれて自分が今ここにいること、
生き残った人たちが今の沖縄を築いてくれたことに、
感謝の思いが込み上げた。

特定の人ではなく、聞かせてもらった体験談などから想像した「あなた」。
これまで体験者に寄り添う受け身の姿勢だったが、
自身の立場から沖縄戦を振り返り、彼らに何を伝えられるかを考えた。

「悲惨な時代を生き抜いた人たちの気持ちが、少しでも楽になれば、まっすぐに届いてほしい。」
声を発する側になり
「同世代の人とも、平和について話せるようになったらいいな。
詩を聞いて思うことがあれば、発信してほしい。」と願う。

希望の光を消さない、消さない。

託されたバトンをどうつないでいけるか、模索している。




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