被爆者らの鶴 真珠湾到着
広島市の平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデルになった佐々木禎子さんのおいで被爆2世の祐滋さん(46)が6日、ハワイ・真珠湾のアリゾナ記念館のビジターセンターに安部晋三首相夫妻や被爆者、元特攻隊員らが作った折鶴約3千羽を寄贈した。
佐々木さんは昨年5月に現職として初めて広島を訪問したオバマ大統領が自作の折鶴4羽を寄贈したことが「禎子の遺族として非常にうれしく、お返しがしたいと思った」
という。
その後、さまざまな人に声をかけ、被爆者や日本の中学生、徳島市在住の元特攻隊員田尻正人さん(94)らに鶴を折ってもらった。
昭恵夫人からも賛同を得て、首相夫妻の折鶴寄贈につながったという。
佐々木さんは「寄贈をきっかけに日本と米国、日本とハワイの絆がますます深まることを願っている」とあいさつした。
寄贈式には、真珠湾を管理する米国立公園局関係者やハワイ州のイゲ知事夫人ドーンさん、オバマ大統領が通ったハワイのプナホウ学園の生徒、同学園元教師で被爆2世のピーターソン・ひろみさん(68)らが出席。
昭恵夫人もビデオメッセージをよせた。
佐々木さんらはさらに約2千羽の折鶴を後日寄贈する予定。
禎子さんは広島で被爆後、鶴を折り続け、12歳で亡くなった。
祐滋さんらは2012年に禎子さんが折った鶴を同センターに寄贈、13年から常設展示されている。
安部首相は、昨年12月末に真珠湾を訪問した際に、同センターも訪れ、禎子さんの折り鶴を見学した。
Yuji presents paper cranes to where pilotstrained for A-bombing for reconciliation, August 6, 2017
Nuclear and the Humankind cannot Co-exist / Nuclear Victims Forum / 竜安寺石庭 Ryoan Temple Stones Garden
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