Sunday, January 8, 2017

被爆者らの鶴 真珠湾到着
禎子さんのおい祐滋さん 3000羽 
アリゾナ記念館(ハワイ)に寄贈
Yuji presents 3000 paper cranes to Arizona Memorial in Hawaii

中国新聞 201718日 January 8th, 2017



広島市の平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデルになった佐々木禎子さんのおいで被爆2世の祐滋さん(46)6日、ハワイ・真珠湾のアリゾナ記念館のビジターセンターに安部晋三首相夫妻や被爆者、元特攻隊員らが作った折鶴約3千羽を寄贈した。

佐々木さんは昨年5月に現職として初めて広島を訪問したオバマ大統領が自作の折鶴4羽を寄贈したことが「禎子の遺族として非常にうれしく、お返しがしたいと思った」
という。

その後、さまざまな人に声をかけ、被爆者や日本の中学生、徳島市在住の元特攻隊員田尻正人さん(94)らに鶴を折ってもらった。

昭恵夫人からも賛同を得て、首相夫妻の折鶴寄贈につながったという。

佐々木さんは「寄贈をきっかけに日本と米国、日本とハワイの絆がますます深まることを願っている」とあいさつした。

寄贈式には、真珠湾を管理する米国立公園局関係者やハワイ州のイゲ知事夫人ドーンさん、オバマ大統領が通ったハワイのプナホウ学園の生徒、同学園元教師で被爆2世のピーターソン・ひろみさん(68)らが出席。

昭恵夫人もビデオメッセージをよせた。

佐々木さんらはさらに約2千羽の折鶴を後日寄贈する予定。

禎子さんは広島で被爆後、鶴を折り続け、12歳で亡くなった。

祐滋さんらは2012年に禎子さんが折った鶴を同センターに寄贈、13年から常設展示されている。


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