Tuesday, August 2, 2016

広島 基町の高校生 「原爆の絵」制作開始
Hiroshima Motomachi High School Students majoring Art,
Start to work for “A-Bombed Experience-Paintings”

中国新聞 Chugoku-shinbun 201682






広島中区の基町高で1日、被爆者の証言を基に原爆投下前後の光景を描く「原爆の絵」の本年度の制作がはじまった。

創造表現コースの12年生18人が、市内の被爆者8人が見た18場面を約1年かけて完成させる。

生徒は、被爆者7人を同校に招いて聞き取りを開始。

その一人で中国新聞記者として原爆報道に当たった浅野さん(84)は、広島ニ中(現観音高)2年生の時に見た原爆投下翌日から約10日間の様子を説明。

生徒は、浅野さんに質問しながら熱心にメモを取っていた。

1年の前田葉月さん(15)は、
「現実感がないほどあまりに悲惨な状況。しっかり聞いて多くの人に伝わるような作品にしたい。」と決意を語った。

生徒は今後被爆者に何度も聞き取りし、作品を仕上げる。

作品は、被爆者の証言活動などに生かしてもらう。

浅野さんは「あの日の記憶を形にしてくれる生徒に感謝したい。」と話した。

これまで生徒87人が述べ46人の被爆者の証言を聞き、計98作品を描いている。

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